現在、舞台「流山ブルーバード」に出演中の賀来賢人。榮倉奈々を妻に、賀来千香子を叔母に持つ、イケメン俳優…だったが、最近の彼は少し違ってきている。コメディ作品を多く手掛けている福田雄一監督と出会い、劇団☆新感線で揉まれ、ただの二枚目ではない、振り幅の大きい俳優になっている。
特に、賀来の面白さが世に知られるきっかけになったのは、ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ系)だろう。ゴールデンタイムにもかかわらず、同ドラマの脚本・演出を手掛けた福田監督から「深夜だと思ってやって」と指示された賀来は、白目をむいたり、必要以上に間をとってセリフを言ったり、共演の高橋克実の頭に頬ずりしたりとやりたい放題だった。ネットではそんな賀来の演技が「奇行」と称されるほど。
12月1日放送の「A-Studio」(TBS系)に出演した賀来は、「舞台で、とにかく周りの出演者がウケていると悔しくて腹が立った」「笑わせるにはどうしたらいいのだろう」「お客さんを集中させるには」と苦悩したと語り、演技に対する執着心を見せた。福田監督の作品に出る時には「福田監督をどれだけ笑わせられるか」「飽きさせないか」を意識。その結果、高橋克実に「あいつ何者だ?」と言わせ、ムロツヨシを悔しがらせるコメディ適性を見せつけている。いまや佐藤二朗、ムロツヨシに並ぶ福田組に欠かせない俳優の一人だ。
「そんな賀来も家に帰れば6月に第一子が生まれたばかりの新米パパ。忙しいさなかにもお風呂に入れたり寝かしつけたりと、イクメンに奮闘中だそうです。結婚してパパになった今の方が確実に好感度は上がっていますね」(芸能記者)
「A-Studio」MCの笑福亭鶴瓶から「イケメンが崩れてきてる」と指摘された賀来は、驚くほど笑いに貪欲だった。
(琴葉)