2017年、角界を最も騒がせたのは元横綱日馬富士による平幕貴ノ岩への暴行事件だ。師匠である貴乃花親方は、貴ノ岩への聞き取り調査を求める日本相撲協会と対立を深め、孤立状態を招いた。
そんな最中、貴乃花親方の兄でタレントの花田虎上(まさる)が情報番組「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演したのは12月10日のこと。番組で花田は貴乃花親方について聞かれると「この問題に関しては被害者だと思うんですよ」と明言。続けて「刑事事件として、警察にお任せが一番ではないか」と弟と同じ考えであることを示し、2人の確執を知る視聴者を驚かせた。
2人の仲違いが決定的になったのは98年ごろ。現役時代の貴乃花がケガに悩み、整体師に依存するようになったことが原因と言われる。花田も同番組で「他人が入るともうダメですね」「僕はもう正直、関わりたくないんです」と溝の深さを匂わせた。また、母親の藤田紀子さんも貴乃花親方とは「12年ぐらい会っていない」と、絶縁状態であることを花田は明かしている。
「日馬富士問題でワイドショーに出る機会が多くなった藤田さんですが、貴乃花親方の立場を擁護しながらも『私が女房だったら、あの格好はやめなさいと言う』と景子夫人についてはひとくさり入れている。根深い嫁姑問題をうかがわせますね。『女性セブン』1月1日号によると、二子山部屋を兄の若乃花が継承するムードになっていたとき、焦った景子夫人が後援会の囲い込みを始め、以来、紀子さんと疎遠になっていったそうです。00年に紀子さんの医師との不貞疑惑が報じられると、確執が決定的になりました」(週刊誌記者)
景子夫人はワイドショーに出まくる紀子さんの言動を気にしているという。景子夫人の気持ちもわからないではないが、その前に夫のヘンテコなマフラーに物言いをつけたほうがいいかもしれない。
(石田英明)