女優の土屋太鳳と芳根京子が、W主演する問題作「累-かさね-」が今年の9月に公開される。この映画は、松浦だるま原作のコミックを実写化したもの。2013年から講談社「イブニング」で連載され、累計部数180万部を超える人気漫画なのだが、ストーリーを知る読者の間からは、土屋と芳根のW主演が決まった当初から驚きの声が上がっている。その理由は、原作の内容にあった。
「この物語は、伝説の女優を母に持つ醜い女・淵累が、口紅を塗って人にキスをすると顔が入れ替わる“不思議な口紅”を手に入れるところから始まります。この口紅を使い累は様々な美女の顔に入れ替わり、美人女優・丹沢ニナと運命的に出会い、彼女にキスをして顔を奪い女優としてスターダムにのし上がるというもの。この淵累役を芳根京子、丹沢ニナ役を土屋太鳳が熱演しています」(映画関係者)
原作の内容が忠実に再現されるのなら、土屋と芳根のキスシーンが公開されることになる。このことが早くもネットをざわつかせている。Twitterでも「太鳳ちゃんと京子ちゃんのキスシーンがあるって事なんだよね。凄い…」「美女二人のキスシーンを大画面で見られるというとんでもないご褒美を頂けた幸せに震える」など、興奮気味のコメントが数多く上がっているのだ。
「芳根は今回の役を演じるにあたり、公式HPで『今までとは違う姿をお見せできるよう(中略)全力でぶつかっていきたいと思います。爆発します!』とコメントした通り、身体にいくつもあざが出来るほどの激しい演技を見せ、クランクアップ後のインスタに『何度も潰れちゃいそうになった日もあった』『太鳳ちゃんと毎日手を握り合って、抱きしめあって、無事すべてのシーンを撮りきりました』と撮影の過酷さを明かしています」(女性誌記者)
一方の土屋は打ち上げ後、自身のInstagramに「素敵な宝物をいただいて今日はとても素敵な夜です。感謝を沢山伝えたい…!」と投稿。2人のコメントからも、何やら危険な香りが伝わってくる。
2人は共にNHK朝ドラの出身。土屋は「まれ」、芳根は「べっぴんさん」で、夢に向かい邁進する純真な主人公を演じたが、今回の作品は正反対のドロドロした愛憎劇。彼女達にとって、映画「累-かさね-」は、“脱・清純派”となる記念すべき作品になるようだ。
(窪田史郎)