安室奈美恵や桑田佳祐などのビッグネームを投入するも、視聴率が史上ワースト3位と落ち込んだ昨年大晦日の「第68回NHK紅白歌合戦」。だが初出場組にとってはまだ、紅白出場は大きな夢舞台であり続けているようだ。
「3人組バンドの『WANIMA』は、やんちゃなイメージの自分たちが出場することについて『夢があるなー』との感想。12月29日のリハーサル後には会見場まで全力ダッシュし、フォトセッションでは文字通り飛び跳ねるなど、若さとエネルギッシュさ全開でした。そんな彼らに対して、別の意味でメディアが注目していたのが、3人組ガールズバンドの『SHISHAMO』だったのです」(音楽ライター)
そのSHISHAMOは11月16日に行われた出場者発表会見にて、あまりの緊張からかフォトセッションで手を振ることを拒否。報道陣から不評を買っていたものだ。ただこれで彼女たちが悪目立ちしたのも確か。そんなSHISHAMOもリハーサル後の取材に応じたが、ここでその対応に若干の変化があったという。
「ここでも彼女たちは、まるで記念写真のように棒立ちで並ぶだけ。しびれを切らした報道陣が『なにか決めポーズはありますか?』と声をかけると、3人は微妙な表情を浮かべながらも胸の前まで手を上げて、少しだけ手を振ってみせたのです。前回の無反応から対応が変わったと、報道陣のあいだでは話題になっていましたね」(同・音楽ライター)
今回の紅白出場で新たなステージへと進んだSHISHAMO。どうやらマスコミ対応も少しだけ進化させることができたようだ。
(浦山信一)