“みんなのみな実”だから許される? そんな声が続出している。
TBSを退社後、フリーアナウンサーとして活躍する田中みな実への、女性たちの評価が驚くほど変わってきた。
「局アナ時代はあからさまな“ぶりっ子”を売りにしたキャラで男性人気が爆発するも、それと反比例するようにアンチ女性を大量に抱えたのが田中。アンチも認めるしかない可愛いルックスの持ち主だけに、女性たちの嫉妬心も根深かった。フリー転身後もしばらくその状態は変わらず、昨年9月に『an・an』で美胸を披露したときも、ナイスボディであることは認めても同性からの支持はさほど変わりませんでした。ところが、昨年末からバラエティ番組で自虐発言を連発するごとに、風向きが変わってきたのです」(エンタメ誌記者)
田中はMCを務める「もしかしてズレてる?」(フジテレビ系)で、「誰かに電話しようと思っても電話できる相手がいなくて涙が出てくる。『みんないなくなっちゃえ』と思って電話帳を全部消してしまいたくなる」と視聴者もびっくりのネクラ発言。さらに「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)では、親友にLINEで「SOS」を送ったことを明らかにするなど、ネット上でも「みな実の闇」「こじらせ女子」という見出しが飛び交う事態となった。タレント人気的にはそれが功を奏したという。
「とくにアンチの多かった女性たちの間で好感度がアップしています。何事も深刻に考えてしまうような、同じ悩みを抱えている女子たちが共感し、ぶりっ子は押し付けられたキャラだったと同情する声もあがった。田中のリアルな告白に『田中さんのような人でも悩むんだと自信がつきました』『すごく親近感が湧きました』『頑張ってる田中さんを尊敬します』など、全国のこじらせ女子を元気づけたようです。しかし、こうした流れに困惑しているのが世の男たち。つまり、自虐キャラも田中のルックスがあってこそという声が大半なんです」(女性誌記者)
事実、「そのへんの子が同じ性格なら勘弁」「可愛くても何でも深刻に考える女子とは長続きしない」「一般人で田中みな実のマネは危険でしょ」など、にわかに巻き起こった“こじらせ女子ブーム”に警鐘を鳴らす男性は少なくない。田中アナの「闇告白」を悩める女子へのエールと受け取るのは、多少副作用に注意したほうがよさそうだ。
(小机かをる)