低カロリーで脂肪分が少ない鶏肉、とくにササミや胸肉は、ダイエットの味方として語られることが多いですよね。とはいえ、ダイエット中でも豚肉や牛肉を楽しみたい!という方も多いのではないでしょうか。
管理栄養士の豊田愛魅さんが監修している「美人をつくる栄養レッスン」(朝日新聞出版)によると、豚肉や牛肉も、痩せ体質になるためには、取り入れたい食材の一つなんだとか。上手に食べて、痩せやすい体質になりたいものですね。
その理由をみてみると、豚肉には糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が豊富で、代謝を高める効果が期待できるからなんだそう。ダイエット効果を高めるなら、ネギと一緒に調理するのがオススメとも。ネギのアリシンという成分が、ビタミンB1と結合してアリチアミンという成分になり、吸収率や持続性が高まるのだとか。
また、牛の赤身には、良質なタンパク質とともに、鉄分や亜鉛が含まれています。しかも、野菜などに含まれる亜鉛と比べ、消化吸収率が高いため、積極的に取り入れたい食材の一つなのだそう。脂肪燃焼を促すL-カルニチンも豊富ですから、活用しない手はないですね。
同書では、現代女性のタンパク質摂取量が低下していることにも言及されています。タンパク質が不足すると筋肉量が減り、代謝が落ちて血流が滞り、むくみや隠れ肥満につながる原因になるそうです。健康的でメリハリのあるボディラインを実現するためには、カロリーばかりにとらわれず、ダイエットに役立つ栄養素をバランスよく摂取することが大切。痩せ体質に整える成分が豊富な、豚肉や牛肉も上手に活用して、ダイエットを成功させたいですね。