健康食品としても、食卓で親しまれているヨーグルト。その栄養はカルシウムだけではなく、たんぱく質やビタミンも多く含まれています。また、発酵しているため、牛乳より栄養素が豊富で、吸収率も非常に高くなっています。他にも、「ヨーグルトは花粉症の症状を和らげる効果がある」と、近年話題を呼んでいます。
現在、日本人の4人に1人は、花粉症を患っているといわれています。そもそも花粉症とは、スギやヒノキなどの植物が原因となり、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどを引き起こすアレルギー症状ですが、なぜ、ヨーグルトが花粉症に効果的なのでしょうか。
実は、ヨーグルトに含まれている“乳酸菌”がカギとなっています。乳酸菌は腸内の免疫機能を正常に保つ働きがありますが、それによって花粉などによる外的刺激に過剰反応せず、バランスを保つことができるのです。
とはいえ、花粉症シーズンが始まってから食べ始めるのでは遅く、シーズンの1~2か月前から毎日摂取することで、高い効果がみられるようです。
花粉症対策として医薬品に頼りたくないという方は、ぜひヨーグルトを食べて、これからの季節を乗り切ってみてはいかがでしょうか。
(佐藤ちひろ)