若者の飲み会離れが進んでいるといわれており、それにともなって「酒席でのマナーなんて知らない!」なんて人も多いのではないでしょうか。でも、飲み会といっても、会社の飲み会であれば仕事の一環。思わぬNG行動をしないように注意したいものです。
とくに、飲み会ではやってはいけない“返し方”があります。例えば、ビジネスコミュニケーション コンサルティング編集「すごい飲み会!: 飲み会をビジネスチャンスに変える70の方法」(西東社刊)では、「私、お酒とか全然飲めないんで」と端の席に座ったり、「あ、ビールでいいです」などと言ったりするのはNGだとか。飲み会といっても、仕事の場合はただお酒を飲むのが目的ではないので、たとえ飲めなくても、乾杯時にグラスに口をつけるくらいは付き合うのがマナーなんだそうですよ。
そして、上司や目上の人がいるのであれば、「ビールでお願いします」「同じものをお願いします」などと、“お願いする気持ち”を込めるといいそうですよ。
また、セミナー講師の箱田忠昭さんの著書「仕事にいかす!雑談力トレーニング」(Pan Rolling Inc刊)では、同期の飲み会で会社の不満大会が勃発したときの対処法が紹介されています。それによると、周りに上司や上司の知り合いがいるかもしれない飲み屋さんの場合、不満話に小声で乗るのはNGだとか。同期たちが「何を遠慮しているの?」と不快に感じてしまいますし、とはいえ、大声で会社の不満話を話すわけにもいきません。ここは、話しをさっと終わらせ、決して乗らないのが正解のようです。そのとき、その不満や悪口を否定せず「どこも似たようなものだよね。ところで…」とつなげるのがベストなのだそうですよ。
飲み会のちょっとした行動で、周りからの評価が下がるのは避けたいところ。「なんでそんなことまで…」と思わず、最低限のマナーは身につけたいものです。