これなら売れ続けているのも納得だ。
俳優の斎藤工が、2月11日に放送されたバラエティ番組「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演、芸能活動をしていくうえでの自身の原点となったある番組の存在について明かしている。
2001年に俳優デビューを果たしている斎藤だが、14年放送のドラマ「昼顔」(フジテレビ系)でブレイクするまではあまりスポットが当たることはなく、遅咲きの俳優として知られている。そんな苦労人が自身の原点として挙げたのは、06年に放送されていた情報番組「ラジかるッ」(日本テレビ系)内のコーナーだった。
同コーナーは斎藤がTIMのレッド吉田とともにゲストである既婚女性と温泉に入り悩みを聞くというなかなかパンチの効いた企画で、番組で紹介された過去映像では斎藤は肉体を惜しげもなく披露。さらに、女芸人の清水よし子の頬や、ジャガー横田の手の甲にキスをしたりする姿が放送されていた。
人気物となった今では考えられないほどの体当たりで同仕事に挑んでいた斎藤だが、本人の中には「カッコつけただけの自分は自分じゃない」という気持ちがあったといい、このコーナーがあったからこそ今の自分があると振り返った。また、それを踏まえて「ニーズがないと職業は成立しないんですよね。だから僕を必要としてくれるなら全力で、どんな仕事でもしようって決めました」と教訓を語っており、視聴者からは「斎藤工、気取ってないところが好きだな」「こんな過去隠したいだろうにさらけ出していくのがすごい」「ぽっと出のイケメン俳優とはこの人は違うな」「人によってはこんなの黒歴史だろうけど、斎藤は好感持てる」と、絶賛の声が相次いでいる。
「番組MCの東野幸治も『今の斎藤くんの人気だったら、ジャガー横田の横で温泉入ってるのはNGですよ』と指摘していましたが、斎藤ほどの人気者が既婚女性にキスを連発するなんてまずあり得ないこと。それでも、こんなお宝映像を隠さないのは当時の仕事に本当に感謝しているからにほかならず、黙っていればほとんどの人は気が付かないのに、あえて自ら掘り返す姿勢にカッコよさを感じた視聴者が多かったようです」(エンタメ誌ライター)
当時はレッド吉田から「絶対に腐るな!」と檄を飛ばされていたという斎藤。お茶の間からは「お前が言うか」とのツッコミも入りそうだが、そんなレッド吉田の名前を出しているところも好感を持てる要因だろう。
(権田力也)