元SMAPの稲垣吾郎主演、阪本順治監督・脚本映画「半世界」が2月14日からクランクインすると、前日の13日に発表された。
物語は、地方都市で炭焼き職人として生きる紘(稲垣)のもとに、学生時代を共に過ごした同級生3人組のうちの1人で元自衛官の瑛介(長谷川博己)が突然、田舎に帰って来る。これをきっかけに、瑛介と紘、もう1人の同級生・光彦(渋川清彦)が、残りの人生をどう生きていくのかというもの。紘の妻・初乃を池脇千鶴が演じる。
阪本監督と初タッグとなる稲垣は、13日に更新した自身のブログで「僕が今まで演じた経験のない役柄、世界観。素晴らしいシナリオです」と意気込みを綴った。映画関係者によると「撮影スタートは三重県の山間で、撮影の無事を伊勢神宮で祈願すると聞いています」とのこと。
阪本氏と言えば、吉永小百合主演の「北のカナリアたち」や真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一など錚々たる俳優が顔を揃えた「亡国のイージス」、オダギリジョー主演の「エルネスト もう一人のゲバラ」など数々の作品を世に送り出している人気監督の1人。
稲垣がジャニーズ事務所から離れて、初めての主演映画という話題性や阪本監督作品ということを考えれば、もっと大々的に報じられてもよさそうなもの。だが、ワイドショーなどは軒並み完全無視だ。
「平昌五輪の最中とはいえ、まったく触れないのは不自然。ですが、ジャニーズを出た草なぎ剛は主演舞台が決定したし、稲垣と香取慎吾は大手飲料メーカーのCMに出演と順調な仕事ぶりです。これらの活躍を苦々しく思う人からの妨害と思うのは穿ちすぎでしょうか」(芸能記者)
大手事務所の影響力が強くなったテレビ界。ワイドショーに公平なニュース展開を望むほうが難しいのかもしれない。