羽生結弦選手の2大会連続金メダル、宇野昌磨選手の銀メダルや、宮原知子選手、坂本花織選手の入賞など、日本中を興奮の渦に巻き込んだ平昌冬季五輪のフィギュアスケート。
八木沼純子や荒川静香、高橋大輔、織田信成のOG・OBも解説者として華を添えていたが、美女スケーターの代表だった安藤美姫は、聖火リレーのランナーを務めたにもかかわらず、テレビ中継の解説席にその姿がなかったせいか、多くの人の目には届いていない。
「しかし、自身のツイッターで選手ひとりずつ140文字で丁寧に解説しており『解説に愛が溢れていて涙』『文字で伝わる彼女の優しさと丁寧さ』『ツイッター解説、わかりやすい』と大評判です」(テレビ誌ライター)
例えば、2月16日の男子ショートプログラムでの羽生結弦選手の解説。
〈最初 静かに始まりその余韻に浸りつつ繰り出された美しいジャンプ 表現されたスピン そして最後にかけてピアノの繊細で力強い旋律に乗せたステップ。 しいて言うならサルコウ(最初のジャンプ)はもっと流れるジャンプを持っている羽生選手。でもこれはご愛嬌。素晴らしい!!!〉
続いて、フリープログラム。
〈怪我をした後 本当に表現の面も成長しか見えなかった演技。ちょこっとのミスはあったものの絶対的強さをみせてくれました。本当に素晴らしかった。日本中世界中に興奮と感動をありがとう!!! 日本魂の詰まった演技をありがとう〉
また、坂本花織選手については「今後の日本のスケート界を引っ張っていく選手」と評し、宮原知子選手には「怪我を乗り越えてこの大舞台で最高の演技で魅了する姿は本当に最高でした」と賛辞を送っている。
「2月9日に放送された『モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~』(フジテレビ系)に出演した際に、安藤はフィギュア解説を披露しましたが、興奮して『ココからの~こーの感じ』と視聴者には伝わりにくい迷解説で、本人も『上手じゃないから仕事がこない』と自虐気味に話していました。それだけに、今回の文字による名調子にはフィギュアファンも驚いているようです」(前出・テレビ誌ライター)
一方、テレビ朝日のフィールドリポーターとして現地入りしていた織田信成は、泣き顔で視聴者のハートを掴み、ツイッターでも泣き顔の絵文字のみで喜びを表現。SNSの使い方は様々だが、安藤美姫にとって相性のいいメディアが見つかったようだ。