テレビ朝日が4月から日曜午後9時に、ドラマやバラエティなどを放送する「日曜プライム枠」を新設すると発表した。放送第1弾は、斎藤工と二階堂ふみが主演するドラマスペシャル「探偵物語」だという。
「テレ朝によると『日曜プライム』では、昨年終了した『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日系)で放送されていた人気シリーズや新作スペシャルドラマのほか、映画やバラエティも放送していくとのことです。そして最初の放送では、赤川次郎の小説『探偵物語』が、34年ぶりに斎藤と二階堂の共演で映像化されます」(テレビ誌記者)
同枠では、昨年から報道番組「サンデーステーション」(テレビ朝日系)が放送されていたが、わずか1年で撤退となり、夕方枠へ移動。視聴者からは「結局、元に戻すのか」「迷走しすぎ」と辛辣な意見が上がっている。
またテレ朝は、ゴールデン帯の視聴率が下がり続けており、スタッフからは「第2のフジになるのでは」と不安視されているという。
「2月23日発売の『フライデー』によると、現在、テレ朝の一部プロデューサーたちは、森三中・大島美幸の夫として知られる放送作家・鈴木おさむ氏の信者と化しており、現場よりも鈴木氏の意見が尊重されるとのこと。さらに先日、情報番組『ワイド!スクランブル』のスタッフが相撲協会の承諾書類を偽造したことが問題となりましたが、そういうスタッフを使わざるを得ないぐらい人材不足に陥っており、一部有能なスタッフは、ギャラの良い『Abema TV』に逃げ出す事態になっているというのです」(前出・テレビ誌記者)
これまで「お試しかっ!」や「いきなり!黄金伝説。」など、数々の人気バラエティを生み出してきたテレビ朝日。しかしここにきて風向きが変わりつつあるようだ。