女子レスリング界にはびこるとされるパワハラ問題で、渦中に身を置く伊調馨選手について、3月12日発売の「週刊現代」が、田南部力コーチとの特別な関係を思わせる記事を掲載している。
「『親密指導』と題したこの記事では、伊調の組み手相手がもっぱら田南部氏であることや、必要以上にボディタッチをしているという証言を紹介。さらに過去には、師弟以上の関係ではないかと問い質されたこともあったそうです。女子では向かうところ敵なしどころか、練習相手も見つからない伊調にとって、現役時代55キロ級だった田南部氏はベストパートナー。また、栄和人コーチが感覚的な言葉で指導するのに対して、田南部氏は理論的で『伊調には新鮮だった』と報じています」(芸能ライター)
2人の間に師弟を超えた関係があるのかどうかは定かではないが、この騒動にはほかにも遠因と推測できる人間関係がある。
「すでに報じられているのは、栄氏率いる至学館と、田南部氏をはじめとする今回告発した側の日体大出身組との間に軋轢があるのではないか、ということ。さらに今回『週刊現代』は、栄氏の長女が至学館出身のレスリング選手で東京五輪を目指しているものの、階級が伊調と近いことを指摘しています。また、伊調が自身の後継者と公言しているのは、今春高校を卒業した田南部夢叶選手。田南部コーチの娘だというのです」(前出・芸能ライター)
絡み合った登場人物の関係性。果たしてこの騒動、どんな決着を迎えるのか。