広瀬すずにとって黒歴史は確定とさえ言われるドラマ「anone」(日本テレビ系)の第9話が3月14日に放送され、シリーズ最低となる4.4%の低視聴率に終わった。最終回に向けて救いのない展開を見せつけられるなか、広瀬のファンからは今回に限っては「見どころが多かった」との評価も寄せられているようだ。
「広瀬が演じるハリカは、スマホゲームだけで繋がっていた彦星くんと会うことに。その前夜の場面では風呂上りでパジャマ姿の広瀬がドライヤーで髪を乾かすシーンが映し出され、パジャマの布地を押し上げる胸のふくらみに、男性視聴者の興奮度も大きくふくらみました。そして今作で初めて赤いワンピースという女の子らしい衣装を身に着け、るんるんした表情で彦星くんが入院する病院に向かうハリカは満面の笑顔。やっと可愛らしい広瀬が観られたとしてファンが喜んでいるのです」(テレビ誌ライター)
病室を訪れたハリカはカーテン越しに彦星くんと会話。このシーンが9分以上も続き、笑ったり泣いたりと様々な表情を見せる広瀬にファンは萌えていたはずだ。しかもあえて彦星くんに嫌われようとする演技は真に迫っており、女優・広瀬の真骨頂が表れたシーンだったと言えるだろう。
「こんな素晴らしいシーンをなぜ、視聴率の落ちまくった終盤まで取っておいたのか。制作陣の意図がまったくもって意味不明です。もっと早い段階で“可愛くて演技の上手い”広瀬を前面に押し出しておけば、さすがに5%を切るような事態にはならなかったはず。よもや制作陣は広瀬や視聴率よりも、坂元裕二氏の脚本を有難くいただくことのほうが大切だったのでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
この調子では最終回で広瀬が可愛らしい姿を披露してくれるかどうかは不明だ。どこまで広瀬を無駄遣いするのか。視聴者を裏切り続けるドラマが不調にあえぐのは当然なのかもしれない。
(白根麻子)