「もう、(ウチの)子供には大相撲は見せない」
こう吠えたのは、貴乃花親方を擁護する先鋒として踏ん張っている落語家の立川志らくだ。
TBSの「ひるおび!」でレギュラーコメンテーターを務める志らくは、3月30日放送で貴乃花親方が最下位の年寄りに降格された記事が紹介された際、「貴乃花親方のやり方に問題があったのは間違いない」と前置きしたうえで、芝田山親方が「貴乃花1人の言動により協会1万人の家族の生活を脅かしかねない」と発言したことについては、「すべての責任を貴乃花に押し付けている」と憤慨し「論点ずらしのイジメ体質」とバッサリ切り捨てた。
志らくの怒りは納まらず、「もう、子供に相撲は見せない!」と怒り心頭に発したようだった。
同番組の第2部に出演した東京相撲記者クラブ会友の大隅潔氏も「思っていたよりも厳しい処分だった」とコメント。続けて「一代年寄になれたのは、大鵬と北の湖と貴乃花だけ。その貴乃花親方を一番下まで降格するとは……。委員で留めると思った」とショックを隠せない様子だった。
この一件。そもそもの発端は、日馬富士が起こした暴行事件。日馬富士は引退したが、師匠の伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)は理事を辞任後、2階級降格して役員待遇委員である。とるべき行動は間違っていたかもしれないが、貴乃花親方の提起した問題まで潰してはいけない。