松重豊演じる井之頭五郎が、実在する飲食店でおいしそうに食べまくるドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)のシーズン7が4月6日にスタートする。12年1月のスタート時には、まさか「夜食テロ」という新語を生み、6年間でシーズン7まで制作されるような人気ドラマに成長するとは、誰も想像していなかったのではないだろうか。さらに主演の松重は主人公の井之頭五郎とは対照的に少食であること、甘いものが苦手なこと、さらには13年7月期放送のシーズン3で辞めようと考えていたことまでをすでに明かしている。
「いわゆるバイプレーヤーと呼ばれる“主役でなく脇役がメインの仕事”である俳優たちから、松重は羨望の的になっているそうです。野性爆弾のくっきーが斎藤工を新人芸人“人印(ピットイン)”としてプロデュースするドキュメンタリードラマ『MASKMEN』(テレビ東京系)の3月23日放送の最終回では、癖の強いキャラを演じることの多い手塚とおるが『CM欲しいわ。松重豊みたいにな』とこぼしながらマスクを被るシーンを演じたことで、バイプレーヤーたちから“同意の叫び”が噴出したと聞いています。脇役を中心に演じていたのに主演に抜擢され、さらにシリーズ化され、辞めようとしていたことを明かしてもクビにされず、ここまで来た役どころですからね」(舞台演出家)
シーズン7の決定を聞き「視聴率も頭打ちなので、この際、閉店商法で『孤独のグルメSeason final 究極の晩餐』にしたらと提案しましたが、却下されました」と心境を語っている松重。この自由なコメントを見れば、バイプレーヤーたちがうらやましがるのも納得だ。