これが本物の美人というものか。宝塚のトップスターだった真飛聖(まとぶ・せい)が、女芸人も驚くほどのハイクォリティな変顔でぶりっ子アナを圧倒した。
4月10日の「踊る踊る踊る!さんま御殿!!春のモテ美女超満開!!激アツ!世代バトル祭」(日本テレビ系)では“醜女芸人vsモテ美女”と題して、女芸人たちが美女タレントに文句を付けるシーンを放送。ここで尼神インターの誠子は“私がムカついた女の言動”として、女子アナやモデルが一緒に変顔を撮りましょうと誘ってきた時、自分は顔の筋肉を全部使って変顔しているのに、相手はちょっと頬を膨らませる程度で少しも変顔になっていないとクレームをつけた。
すると「news every.」でカルチャーキャスターを務める寺田ちひろが「わざとそういうことしてるわけじゃないですよ」と反論。ここでMCの明石家さんまから変顔を求められると、まさに誠子が指摘していたようなぷっくり顔を見せ、誠子から「それや、まさにそれ!」と指摘される有様だった。そしてさんまの矛先が真飛に向かうと、そのシーンが飛び出したのである。
「真飛は『(舞台上で)後ろ向いたときに』と言って唇をキッと結ぶと、鼻の下には鯉のヒゲのような横ジワが現れ、『鯉になるんです』と説明しながらその変顔を10秒間以上にわたってキープしました。さらに『みんながエサを投げてくるんです』とみずからネタフリし、さんまがエサを投げるふりをするとパクッとくわえる鯉の物真似まで披露。これには女芸人たちも『可愛い!』と大絶賛でしたね」(テレビ誌のライター)
これですっかりワリを食ったのが寺田だ。彼女は田中みな実に似た“女に嫌われる美人”のタイプで、今回の放送でも自ら美ワキをアピールしたり、あえて「もう三十路なんで」と年齢を強調するなど、女芸人たちの気持ちを逆なでしまくっていた。
「たしかに寺田はなかなかの美人で、普段なら自分から憎まれ役を受けて立つことで目立てるのかもしれません。しかし今回は元宝塚の真飛が抱腹絶倒の変顔を繰り出したことで、そのぶりっ子アピールも色あせましたね。真飛は最も活躍した出演者に贈られる『踊る!ヒット賞!!』にも輝いていましたし、寺田は真飛から『本当の美人とはこういうもの』と公開処刑されたのも同然でしょう」(同・テレビ誌ライター)
その真飛はかつて「コントができる女優になりたい」と語っていたこともある。今回の活躍を見れば、その希望を達成できる可能性は相当に高そうだ。
(白根麻子)