2015年から放送されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」で、主人公を演じた波瑠と、五代友厚を演じ人気が急上昇したディーン・フジオカの両俳優が主演したドラマが、くしくも同じ4月19日にスタートした。
21時からは、波瑠主演の「未解決の女 警視庁文書捜査官」(テレビ朝日系)。平均視聴率は14.7%と好発進。22時からは、ディーン・フジオカ主演「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」(フジテレビ系)。こちらは5.1%と爆死ともいえる苦い船出となった。
テレビ誌ライターも「未解決の女」は「新しい視点からの刑事ドラマ」と高評価だ。
「今作は、文面からにじみ出るその人物像をプロファイリングするベテラン捜査員の鳴海理沙(鈴木京香)が事件解決へと導くというもの。“なるほど”と思える気付きも多く楽しめる。また、人間が苦手な鳴海に代わり、イヤホンで指示されながら犯人を追い込む、熱血漢の矢代朋(波瑠)とのコンビネーションもいい」
一方、フジオカのドラマの原作は有名な復讐劇。
「第1話は残酷なシーンもあり、視聴者をドン引きさせてしまいました。ですが、第3話あたりから、富豪に上り詰めた麗しの“おディーン様”が拝めるでしょう。彼がブレイクした五代役に近いイメージとなるので、3話から視聴率がアップする可能性はあります」(前出・テレビ誌ライター)
同じ朝ドラでブレイクした波瑠とフジオカだが、今期の主演ドラマでは、くっきりと明暗が分かれたようだ。