更年期が原因!?不眠による“夕方の眠気”を取るにはどうすればいい?

「なんだか最近寝つきが悪くなった」と感じることはありませんか? 女性は40代になると、更年期に近づく時期。もしこの時期に不眠になったら、もしかしたら更年期障害かもしれません。

 野崎ウイメンズクリニックの野崎雅裕さんによると、更年期になると不眠が増加する理由として、「ほてり」や「発汗」などの血管運動神経症状が夜間に起こることで、睡眠が妨げられるからなんだそう。その他、不安や抑うつなどによる原因もあるのだとか。

 こうした更年期障害が原因でなかったとしても、不眠の場合は規則正しい生活をして、体内時計を整えることが重要だといわれています。とくに、朝に太陽光を浴びることが大切なんだそうですよ。

 アスカ鍼灸治療院院長の福辻鋭記さんの著書「深く短く眠って、朝に強くなる本」(PHP研究所刊)によると、「部屋のカーテンや雨戸を閉め切って昼過ぎまで寝る」「寝る直前までテレビを見たりゲームをしたりしている」場合、体内時計の不調が疑われるとか。これを改善して体内時計のスイッチを入れるためにも、太陽の光が必要なんですね。

 また、夜眠れず、日中、とくに夕方眠ってしまうという人はいませんか? 作業療法士である菅原洋平さんの著書「睡眠、仕事すべてのパフォーマンスをあげる体内時計の3つの法則」(インプレス刊)によると、これらの症状があると、体内時計が乱れている可能性があるのだそうです。

 その対策は、起きてから8時間後、プロスタグランディンD2という睡眠物質が充満して脳がシャキッとしない状態になってしまうときに、眠気をしっかり取っておくことだそう。つまり、朝7時に起きたら、8時間後の午後15時くらいがちょうど眠くなる時間。このときにしっかりと眠気を取っておかず、ウトウトと寝てしまうと、夜ぐっすり眠れないという悪循環に陥ってしまうのだとか。

 夕方は仕事が締めを迎える大切な時間。ここで眠くならないように、起きてから8時間後くらいに、5分だけ目を閉じるだけでも眠気は取れるそうです。ぜひ実践してみましょう。

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