5月25日公開の映画「恋は雨上がりのように」でW主演を務める小松菜奈と大泉洋。眉月じゅんの同名漫画を原作とするこの作品は、元陸上部のエースだった17歳の女子高校生・橘あきらと、彼女からまっすぐな思いを寄せられて困惑する、あきらのアルバイト先のファミレス「ガーデン」店長、45歳の近藤正己の2人を軸とする物語なのだが、原作ファンや映画ファンから懸念の声が起きているらしい。
「17歳の女子高生と45歳の冴えない中年男という設定のため、46歳のTOKIO山口達也が16歳の女子高生にキスなどをしたとされる強制わいせつ事件を想起させてしまうのではないか、そのために映画PRが自粛となるのではないかと心配されているようです。原作漫画も今回の映画作品も、この年齢差があるからこそ、お互いが相手を懸命に思いやると同時に自分自身を見つめ直すことになり、あきらめていたことにもう1度目を向け、立ち向かう勇気を得るという再生のドラマなのですが、うがった見方をされるかもしれませんからね」(漫画誌編集者)
漫画実写化は、とかく原作ファンからブーイングされがちだが「小松と大泉は適役」と受け入れられているというから、作品は大いに期待できそうだ。