7月から始まる日曜劇場「この世界の片隅に」(TBS系)のヒロイン・すず役を女優・松本穂香が務めることが5月3日に明らかになった。松本は2016年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で、有村架純演じるヒロインの同僚、のんびり屋でマイペースなメガネ女子・青天目澄子役を好演。今回は3000人の中からヒロイン役を射止め、大きな期待が寄せられている。
「今回のドラマは、2016年11月に公開されロングヒットを記録したアニメ映画『この世界の片隅に』のドラマ化。アニメ映画では、のんがヒロイン・すずの声優を務め話題になっただけに、誰がヒロインの座を射止めるのか注目を集めていました。脚本家が『ひよっこ』を手掛けた岡田恵和氏だけに、強い後押しがあったのかもしれません」(テレビ誌記者)
映画を観たファンからは「すずさんにピッタリ、とても楽しみです」「とってもキャラクターに合ってると思う」「穂香さんにとってターニングポイントになる作品になるかもしれません」と松本にエールを送る声がある一方で、知名度がイマイチのためか「すまん、誰?」と言った声も上がっている。
「松本は2015年に短編映画で女優デビューを飾ると、翌年の月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)でも、ヒロイン・有村架純の同僚を演じました。さらに、その年の3月には、舞台『ヨミガエラセ屋』で初主演も務め、今年に入ってauのCM『意識高すぎ!高杉くん』では神木隆之介と共演。可憐な制服姿が話題となり、問い合わせが殺到するなど一躍人気を集めました」(前出・テレビ誌記者)
同じ事務所に所属するため、“有村架純の妹分”と言われている松本穂香だが、今や国民的女優として活躍する有村架純のようにサクセスストーリーを駆け上がることが出来るのか。
「2017年にドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)で初めて主役を演じた吉岡里帆も、NHKの朝ドラ『あさが来た』で丸メガネをかけた“のぶちゃん役”で話題となり、ゼクシィのCMで認知度を高め、話題作『カルテット』(TBS系)で演技が認められ、遂に主役の座を手にしました。『ひょっこ』で丸メガネをかけた“澄子役”が話題となり、auのCMで“かわいい”と注目された松本は、吉岡里帆のパターンとよく似ているため、早くもブレイク必至との声が上がっています」(前出・テレビ誌記者)
人気の高い大ヒットアニメ映画の実写化だけに、失敗は許されない。プレッシャーを感じるのはこれからかもしれない。
(窪田史朗)