かつては人気ドラマが放送された翌日は、学校や職場で「あのドラマ見た?」と話題になったものだが、ここ数年はそこまでのビッグヒットはなく「テレビ離れ」が叫ばれるようになっていた。
ところが、女性を中心に大きな支持を集めているドラマが今クールに登場した。それが土曜深夜ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)だ。
公式ツイッターと公式インスタグラムのほかに、吉田鋼太郎演じる黒澤武蔵の“裏アカウント”としてインスタグラムに「武蔵の部屋」を発信中なのだが、5月8日現在フォロワー数が27万6000人に達している。田中圭演じる33歳のモテないおっさん「はるたん」こと春田創一が、吉田演じる上司の黒澤と林遣都演じるドSなイケメン後輩・牧凌太の2人から、猛烈にピュアで体温の高い愛情を注がれる恋愛ドラマなのだが、これがとにかく女子に受けているのだ。
「とにかく笑えるんです。しかも腐女子が好きそうな内容のようでいて、ドップリではなく“いい塩梅”。しかも出演俳優全員の演技力が巧みで、男性同士の恋模様なのに胸がキュンと切なくなるシーンや、禁断の恋が知られそうになるハラハラドキドキなどもあり、まるでドラマの幕の内弁当のような仕上がりなんです。ネット上では『リアルタイムで普通に見た直後から副音声で録画を何度も見るほどトリコ』『ドラマ終わった瞬間におっさんずロス』『次回を待ちわびる地獄の1週間』などの声が続出しています」(エンタメ誌ライター)
男性から好意を寄せられることにアワアワする姿が「演技とは思えないほどリアル」と大絶賛されている田中。俳優として、さらにひと皮むけたことは確実と言えるだろう。