人気ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で、異彩を放っているお笑いコンビ・アンジャッシュ児嶋一哉。児嶋は内田理央演じる荒川ちずの兄で居酒屋「わんだほう」の店主・鉄平を演じているのだが、芸達者な役者の中で引けを取らない個性を発揮していると話題になっている。
「コンビの相方である渡部建も、妊娠中の妻・佐々木希とロッテ『その歯と100年。キシリトール。プロジェクト』でのおそろいの白い衣装を着たCM共演が話題になっていますが、佐々木の立場を守りながら芸人以外の仕事をする渡部と違って、児嶋にはそういった制約がありません。しかも児嶋は役者としての評価が高いんです。
08年9月公開の映画『トウキョウソナタ』で香川照之と小泉今日子が演じる夫婦の次男が通う小学校の担任教師を演じてその素質を見抜かれてからというもの、およそ1年に1本のペースで映画出演し、ドラマは1年に2~3本は出演しています。前クールでも『もみ消して冬』(日本テレビ系)で癖の強いクリーニング屋を好演し、今回も『生クリームレバ丼』『鯖のヨーグルト煮』など斬新なメニューを続々とくり出す長渕剛風の“ミュージシャン居酒屋店長”を印象的でありながらもくどくならずに演じています。
そうそうたる役者の中に入ってこれだけ爪痕を残せるのは、やはり児嶋の役者としての資質が豊かだからではないでしょうか」(映画誌ライター)
ネット上でも「児嶋さんの出番が待ち遠しい」「アンジャッシュという芸人だったことを忘れる役者ぶり」など称賛の声が続出している児嶋。このまま“もっといい役者”に成長してほしいものだ。