山口達也の不祥事によって、TOKIOが4人体制となって1カ月が過ぎた。5月2日、山口の謝罪を受けて開いた4人の記者会見で、歯を食いしばりながら涙で悔しさをにじませたのは、松岡昌宏。彼は、山口とTOKIOに忌憚ない言葉を浴びせたことで、株を上げた。
主演連ドラ「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日系)の撮影中に降ってわいた、まさかの不祥事。これによって松岡は今もとばっちりを受け続けている。
「芸人の博多大吉たちと居酒屋をハシゴする食バラエティ『二軒目どうする?~ツマミのハナシ~』(テレビ東京系)が、開店休業状態に追い込まれているんです。こんな時期に酒を飲むなんて不謹慎だと判断したのか、5月19日と26日の2週分は、マツコ・デラックスによる期間限定番組『無理矢理、マツコ。テレ東に無理矢理やらされちゃったのよ~』に差し替えられています」(テレビ誌編集者)
これまでにも松岡は“不可抗力”による辛酸を何度もなめている。TOKIOではドラムを担当。ギター&ボーカルの長瀬智也、ギターの城島茂、キーボードの国分太一、ベースだった山口らの後ろに控える位置だ。それゆえに、存在が消されるという歯がゆい思いを度々しているのだ。
「演奏中、目の前でジャニーズJr.が踊りまくり、松岡の姿が見えなくなるなんてことはよくあります。ひどいときは着ぐるみが現れ、モロかぶりすることも。またその振動で、リズムが狂うこともあるそうです。90年代中盤、ジャニーズライブに『フライング』(ハーネスを装着してステージを飛び回る仕掛け)が導入されたころは、ジャニー喜多川社長の発案で、アンコールにメンバー全員が吊られて登場。ギターなど手にするものがない松岡は手ブラ。いささか寂しい格好になりました。しかも、着地したのはドラムよりやや前。位置はずれるし、シンバルは倒れるしで、大変だったといいます」(前出・テレビ誌編集者)
レギュラー番組でもライブでも“消された経験”がある松岡。振り返りたくない黒歴史か。
(北村ともこ)