アメリカのスポーツ専門放送局「ESPN」が行っているスポーツ界の“名声ベスト100”を決める「ワールドフェイム100」で、フィギュアスケートの羽生結弦選手が70位に選出された。
今回、日本人アスリートで選ばれたのは羽生選手ただ1人だが、昨年はテニスの錦織圭選手が20位にランクインしており、特別驚くことでもないように思えるかもしれない。しかし、注目すべきはその選出方法だ。
「毎回、世界中からおよそ600人の候補者を選出し、そこからインターネットでの検索数、スポンサー収入、SNSのフォロワー数などの評価基準から算出するんです。しかし、羽生選手はSNSをやっていませんから、この項目は0。さらにスポンサー収入も公表していないので不明。つまり、検索件数だけで世界の100人に選ばれているのです。それだけ、ケガを克服して平昌五輪で金メダル連覇を果たしたことが世界中に感動を与え、興味を持ってもらえたということでしょう」(スポーツライター)
本人はSNSをやっていなくても、羽生選手をテーマにしたSNSを設けている人やそのフォロワー数を加算すれば、大幅に順位を上げることになるのは間違いないだろう。
(芝公子)