17年3月に「週刊文春」によって一般女性との不貞が報じられた俳優の渡辺謙。それから1年2カ月後、妻で女優の南果歩が下した結論は離婚だった。
同じく17年1月にグラビアアイドルとの不貞が報じられた俳優の袴田吉彦も同年9月、元グラドルの妻から三下り半を突き付けられた。
単なる一時の気の迷いならまだしも、1人の女性と逢瀬を重ねていたら、それはもう浮気とは言えない。そんな夫、もしくは妻に見切りをつけるのはうなずけるのだが、中には婚姻関係を継続する夫婦もいる。
女優・藤吉久美子は、17年暮れに不貞を報じられても、俳優の太川陽介は妻を見捨てず、太川自身も会見を開き世間を騒がせたと謝罪した。世界的なバイオリニストの葉加瀬太郎も、17年5月に5歳年上のコーラスを担当する女性との路上キスを週刊誌に報じられたが、妻の高田万由子に「すぐに謝り」、夫婦の危機を乗り越えた。不貞をしても、くっきりと明暗が分かれるのはなぜか。
家庭問題に詳しいジャーナリストに聞いた。
「別れない夫婦の一般的な理由は、経済的な問題や子供の養育が考えられます。まだ相手に対して愛情がある場合、“自分がいちばん愛されている自信があるか”が夫婦の分岐点ですね。太川も高田も、この自信があったから別れなかった。ですが、南の場合は渡辺の愛をすでに失っていると感じたんだと思います」
結局、夫婦を継続できるかどうかは、最終的には“愛”という2人の根源的な部分にかかっているようだ。