映画「万引き家族」に出演している女優・安藤サクラが6月4日にNHK大阪ホールで行われた記者会見に登場。第71回カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるパルムドールを獲得した喜びを語ると共に、意外な撮影秘話を明かしてくれた。
「安藤は帰国後に受賞の瞬間をネットで見ようと準備していたつもりが寝落ちしてしまい、受賞の知らせを寝ぼけながら聞いていたため、いまだに夢の中の出来事みたいとコメント。また映画の撮影が昨年12月からおよそ2カ月にわたって行われ、昨年6月に長女を出産したばかりの安藤は撮影の合間をぬって授乳していたため、カットによっては胸の大きさが違うと思わぬ秘話も口にしていました」(映画誌ライター)
安藤の演技はカンヌでも注目を集め、特に泣くシーンについては審査員長のオスカー女優・ケイト・ブランシェットが「これから撮る映画の中で私があの泣き方をしたら、安藤サクラの真似をしたと思ってください」と話すほど。こうした安藤の名演は、撮影のタイミングにも恵まれたという声も聞かれる。
「会見の席で安藤は『本能的に溢れ出る母性と母乳に戸惑いながらの撮影でした』とも語っていることから、子役の城桧吏や佐々木みゆへの母性溢れる演技は、安藤の出産の賜物ではないかという声もささやかれています」(前出・映画誌ライター)
是枝裕和監督も「なぜこんな表現、表情が出てくるのか、ため息が漏れた。瞬間、瞬間、神々しいような美しさを目の当たりにした」と絶賛。安藤が授かった長女こそ、パルムドールの栄冠を引き寄せた“勝利の女神”なのかもしれない。
「安藤は現在、10月から始まるNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』の撮影中。その中で朝ドラ史上初の“ママさんヒロイン”を演じている。出産を機に、『もう朝ドラヒロインを演じる機会はない』と思っていた矢先のオファーに、安藤自身もびっくりしていたようです」(番組関係者)
こちらも“勝利の女神”のおかげなら、朝ドラ「まんぷく」のヒットも間違いない!?
(窪田史朗)