とうてい相応しい物件とは思えなかった。
6月5日に放送された情報バラエティ番組「幸せ! ボンビーガール」(日本テレビ系)で、地方から上京してきた20歳女性の物件探しに密着する企画「上京ガール」の内容に、視聴者から批判の声が上がっている。
この日は、渋谷にある専門学校に通うために愛知県から上京してきた20歳女性・はるかさんの部屋探しに密着したのだが、不動産業者が紹介した物件の1つが“不適切では?”と指摘されている。
はるかさんの希望は、渋谷駅に電車で1本で行けて、家賃が5万円内という条件だったのだが、業者は候補の1つとして、駅から徒歩4分でアクセスが良いものの、キッチン・お風呂・洗濯機が共同というシェアハウスを紹介。
実際その物件を内見してみると、外観は申し分なく綺麗なものの、中に入ると男性住人の姿があり、はるかさんもビックリ。そう、その物件は男女共同住宅であることがこの時点で発覚したのだ。
男女共同と知り、内見前はこの物件で決めようと考えていたはるかさんも目に見えて動揺。そのVTRをスタジオで見ていたレギュラー出演者の鈴木砂羽も「ダメダメ! 絶対女性専用じゃないとダメ!」とコメント。この日、MCを務めた劇団ひとりも「ちょっとあれは許可できません。あれはダメです。若いし、綺麗だし、まだ東京に慣れてないから」と、親目線で心配していた。
他の共演者たちもその内見中のVTRを険しい顔つきで見つめていたように、ネット上にも、「上京ガール美人だし、男女共用はマズいだろ」「住んでいたら事件の匂いしかしない」「この子が住みたいって言ってたらどうするつもりだったの?」「むしろ、番組は止めないといけない立場じゃないか」「自分の娘がこの物件を紹介されていたら絶対にイヤ」などといった声が上がっている。
「同企画に出演する地方から上京してくる20歳前後の若い女性たちは、今回出演した女性に限らず、六本木近くで家賃4万円の物件を希望したりと、東京の家賃相場が分かっていない子もたしかに多い。家賃を優先すれば何かを諦めないといけないのは当然ですが、今回の女性は、都会に恐怖心を抱いており、和室や1階部屋が怖いと言うほどの怖がりですから、そんな女性にあえて男のいるシェアハウスを勧める意図が分からないというのが視聴者の不信感の元のようです」(エンタメ誌ライター)
結局は三軒茶屋周辺の優良物件に決めたはるかさんだが、どうせなら女性専用のシェアハウスも紹介してあげるべきだったのでは?
(権田力也)