嵐・松本潤や小栗旬などの好演で人気を博した05年10月期放送のドラマ「花より男子」(TBS系)。その後も07年1月期に第2シーズンとして後編ドラマが制作され、翌08年6月には“ファイナル”と銘打って映画化までされたほどの人気作品となった。
そんな作品のスピンオフドラマとして始まった「花のち晴れ」(TBS系)。若くして演技力に定評のある杉咲花をヒロインに据え、5月23日CDデビューしたKing & Princeでセンターを務める平野紫耀を相手役にキャスティングし、5月8日放送の第4話までは「キュンキュンする恋愛ドラマ」と認識されていた。ところが、第5話から雲行きが怪しくなり、6月5日放送の第8話では第3話と同じく9.6%という最高視聴率を叩き出したというのに、評判が芳しくないのだ。
「この数字は炎上商法だと叩かれているようです。おそらく平野演じる晴に好意を寄せる飯豊まりえ演じる“めぐりん”こと西留めぐみ役が原作とは違い、メインキャラクターの1人としてアレンジされ“ずば抜けてかわいく性格もいい子”として描かれていることがいちばんの原因ではないでしょうか。脚本家の個人ツイッターのアカウントにも視聴者からの『原作を無視するな』といった投稿がいくつもあり、謝罪しているほどですからね。ネット上では『めぐりんウザすぎ』『飯豊まりえ好感度アップドラマかよ』『イライラしてテレビ壊しそう』といったバッシングが飯豊の出演シーンが増加した第5話から目立つようになっています。さらに、杉咲演じる江戸川音も、中川大志演じる天馬と平野演じる晴の間でどっちつかずの態度をとり続けているため『めぐりんだけじゃなくて音にもイラつく』『音はフラフラ、私はイライラ』など、杉咲にまで拒絶反応が及んでいるようです」(テレビ誌ライター)
ここまで視聴者をイライラさせることができる飯豊は、それだけ演技力が高いということなのかも。