みなさんは普段、職場の人と雑談をどれくらいしていますか? 雑談というと、なんだか「無駄な時間だな…」と感じることがありますよね。しかし、満尾クリニック院長で医学博士の満尾正さんの著書「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣」(主婦の友社刊)によると、雑談はその場の実感値としての楽しさだけでなく、生産性向上に役立ったという社会心理学の考え方もあるそうです。
どういうことかというと、お互いに相手の言葉や仕草を真似る「ミラーリング」、メンバーの誰かが楽しい気分でいると他の人にも前向きな気持ちが伝染する「情報伝染」が起こり、職場の緊張を和らげることができるそうですよ。
大手航空会社のANAも、雑談を職場で積極的に奨励しているのだとか。実務的に安全を提供する必要がある会社だからこそ、コミュニケーションの活性化はもちろん、「誰に対しても自由にものが言える風土」づくりに役立っているそうですよ。
こうしたメリットを聞くと、雑談を“ただの無駄話”と思う必要はないのかもしれませんね。ぜひ、職場で生産性向上のための雑談を決行しましょう!