17年6月22日に、34歳の若さでこの世を去った小林麻央さん。夫で歌舞伎役者の市川海老蔵は妻の命日を前に、仏教の一周忌にあたる新道行事の1年祭を6月10日に行った。
同日、海老蔵は自身のブログに「まだまだ悲しみは癒えませんが麻央が残してくれた2人の子供と懸命に生きていきたい」と思いをつづった。
「酒席での問題が多かった海老蔵ですが、今は酒を口にすることもなく、朝は子供と一緒に起きて朝食の時間を共に過ごしています。時には、カレーや雑炊を作ることもあるのだとか。正直、若い頃の海老蔵を知っているだけに、この規則正しい生活には驚くばかりですが、それだけ子供の養育に真剣なのが伝わってきます」(芸能ジャーナリスト)
児童心理に詳しいジャーナリストは「海老蔵さんの子育ては、他の家庭でも手本にしたい点がある」と称賛する。
「特に素晴らしいと思うのは、長女の麗禾ちゃんとの接し方です。歌舞伎役者として歩み出した息子の勸玄くんと過ごす機会が多い海老蔵さんは、麗禾ちゃんと2人きりの時間もちゃんと作っています。この時間、麗禾ちゃんは、勸玄くんの姉ではなく、純粋に1人の娘になって父親を独占し、甘えることができる。そんな時間を意識的に作っている海老蔵さんは、とてもいい父親だと思います」
最愛の妻を失った海老蔵の悲しみは、1年くらいでは到底癒えるものではないだろう。だが、子供の成長を見守るという大きな使命が、心の支えとなっているに違いない。