落語家の桂歌丸師匠が、81歳で亡くなった。各局、各報道番組がこの訃報を取り上げ、故人を偲んだが、「報道ステーション」(テレビ朝日系)の報じ方に、爆笑問題の太田光が苦言を呈したという。
「7月3日放送のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』で言及したのですが、『報道ステーション』での富川悠太アナのコメントが気にくわなかったようです。『報ステのキャスターいるじゃない、生意気な』と切り出し、『歌丸師匠は古典を大衆にわかりやすくやってくれた人ですねって言ったけどさ』『わかってんのか、古典を。わかってる人だけのものじゃないのはわかってるよ、落語って。でも、そんな軽く言うなよっていうさあ』と、不満を口にしたのです」(芸能ライター)
太田は、ステレオタイプな言葉で片付けられてしまったことに納得いかなかったようだ。
「太田だけではなく、富川アナのコメントに首をかしげたという意見は見受けられました。歌丸師匠の訃報ではほかにも『惜しい人を亡くしました。はい、次は…』と、番組を進行する立場上仕方ないとはいえ、少々機械的にすぎるような物言いに感じましたね」(前出・芸能ライター)
太田は2016年4月12日深夜に放送されたカーボーイでも、古舘伊知郎代わってキャスターに就任した富川アナについて、「次までのつなぎ」的ニュアンスの発言をしていた。個人の感情を殺して如才なくまとめることが局アナのあるべき姿なのかもしれないが、そのあたりも太田は気に入らないのかもしれない。
(伊藤その子)