比較されるのは覚悟のうえ?
歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが7月3日にツイッターを更新。X JAPANの代表曲「紅」を熱唱する動画を公開して注目を集めている。
同楽曲といえば、NTTドコモのCM「紅の空に」篇で高畑充希が熱唱していることで話題となっているため、きゃりーもそのCMに感化されての投稿であることが予想できる。
その動画できゃりーは、顔をCGキャラに加工するスマホアプリを使用しており、高畑ばりに気合の入った歌唱を披露。ただ、最後のロングトーン部分ではあえてキーを外す独自のアレンジを入っており、本気の歌唱というよりはとにかく自分自身が気持ちよく歌うことを重視した遊び動画であることが分かる。
この動画には、X JAPANのリーダー・YOSHIKIも8日にツイッターで「Wow!cute」と反応しており、それによりこの投稿の存在が広く認知されたようだ。
ところが残念なリアクションも。「高畑充希の方が上手くない?」「歌手なのに立場ないな」といった、高畑と比較する意見がネット上に多数あがってしまったのだ。
「YOSHIKIがリアクションしてくれたことに、きゃりーも『テンション高めに紅歌ってたのYOSHIKIさんに見つかって焦った、、、!ひー!まさかのー!』と恐縮しきり。ただ動画を見た人からは、アレンジ部分以外にもところどころ原曲のキーが出ていなかったり、声量が足りていないと判断されているようです。
今回は遊び要素が多いのでしょうが、あえて中途半端に歌う必要はないですし、仮にきゃりーが本気で歌ったとしても高畑の方が上手いと感じる人は多いのではないか。というのも高畑は、ミュージカル『ピーターパン』で8代目ピーターパンを6年にわたって務め、コブクロの小渕健太郎が高畑の歌声に惚れ込んだぐらい、その歌声には定評がありますからね」(エンタメ誌ライター)
全盛期にはリリースしたアルバムが約50万枚も売れていたきゃりーだが、現在はシングルの初動売上の勢いもが明らかに落ちている。今回の動画で話題性を集めることはできたが、歌手という立場を考えれば少し残念な反響になってしまったかもしれない。
(田中康