未成年女性との飲酒が報じられた小山慶一郎、加藤シゲアキ、手越祐也のNEWSの3人。そんなお騒がせメンバーの中にあって、地味ながら堅実と言われているのが増田貴久だ。しかし、増田は3人に引けを取らない輝かしい経歴を持っている。ジャニーズ事務所に入所してわすが数年の間に、国民的ドラマに立て続けに出演していたのだ。
「16歳のときに、『3年B組金八先生』(TBS系)のオーディションに合格しています。のちにNEWSで同僚となる加藤も、同じ第6シーズンに生徒役で出演していました。ちなみにTOKIOの5人もこのオーディションを受けていましたが、そろって不合格。それほど難関だったのです」(アイドル誌ライター)
増田は「金八先生」の撮影中もジャニーズJr.としても活動していた。ハードな毎日を送っていたある日、棚ボタ的に次なる国民的ドラマへの出演が決まった。
「“金八”の現場が押してしまい、NHKの歌番組のリハーサルに遅れてしまった日。スタジオまでの廊下を歩いていたら、前から来るおじさんたちにギョギョロ見られて、すれ違いざまに『君、君、君、何やってんの? 何やってる子? 名前は? 事務所どこ?』と聞かれたのだとか。全て答えたら、『ありがとう。またね』と言ってその男性は去っていったそうです。数日後、マネージャーから『この前NHKで話かけられた人、大河のプロデューサーさんで、大河(の出演が)決まったよ』と知らされたというのです」(前出・アイドル誌ライター)
こうして増田は03年にオンエアされた『武蔵 MUSASHI』に、市川海老蔵(当時・新之助)演じる主人公・武蔵の子ども時代の役で出演。第1話だけとはいえ、名子役ぶりを見せつけ強いインパクトを残した。
金八と大河。10代で国民的ドラマに次々と出演した増田貴久は、他のメンバーに負けないスゴい実績の持ち主なのだ。
(北村ともこ)