タレントの勝俣州和が6月26日、お笑いプロレス・西口プロレスで選手デビューを果たした。俳優の哀川翔をタッグパートナーに、アントニオ小猪木&長州小力と対戦。試合はアントニオ小猪木の延髄斬りにより勝俣・哀川組が敗れた。
このように、有名芸能人が試合のキーマンとなってリングに上がることは珍しくない。タッキー&翼・滝沢秀明もそのひとりだ。
「現在、V6の三宅健とケンタッキーのCMに出ているタッキーですが、00年3月11日には、アントニオ猪木とショーマンシップにあふれたプロレスを展開しています。横浜アリーナで開催された『第2回 メモリアル力道山』で、当時57歳の“燃える闘魂”猪木に17歳のタッキーが挑み、激勝しています。この映像はファンの間で、マニアックなビデオとして出回っています」(プロレス誌ライター)
滝沢は大のプロレスファン。大仁田厚が“デスマッチ王”の名をほしいままにしていた時代のFMWの追っかけをしていたほどだ。イベントとはいえ、引退していた猪木をリングに引っ張り上げた功績は、今なお称えられている。
そんな滝沢と同じく、リングで感動の物語をつむいだのは女優・小池栄子。夫で元格闘家の坂田亘とは、エンタメプロレス「ハッスル」で、何度も“アングル共演”を果たしていた。
「レイザーラモンHG&RGほか、多くの芸人、タレントを巻きこんだ『ハッスル』。ここで06年から07年にかけて、主力選手だった坂田と、彼を支える“小池栄子似の妖精さん”というキャラで小池さんが愛のタッグを結成。小池は試合こそしていませんが、坂田の試合で欠かせないキーウーマンでした」(前出・プロレス誌ライター)
一流になる芸能人はリングの上でも輝きを放ってしまうようだ。
(北村ともこ)