暑さとともにやってくるのが「夏バテ」。すでにちょっと夏バテ気味という人は、きっと食欲も落ちているのではないでしょうか。そこで、食欲をアップさせる3つの調味料を紹介します。
■シソだれ
医師の帯津良一さんと料理研究家・管理栄養士の検見崎聡美さんの共著「病気にならない食べ物事典:粗食が自然治癒力を高める」(PHP研究所刊)によると、シソは食欲増進に働き、夏バテ予防にも効果があるのだとか。シソを細かく刻んでたれに混ぜ、豚しゃぶや冷奴などにかければ、夏にぴったりといえそうです。
■酸味のあるもの
料理研究家きじまりゅうたさんの著書「暑い季節を美味しくすごす 夏つまみ(池田書店)」(PHP研究所刊)によると、あっさりさっぱり味の爽やかな酸味は、食欲を刺激するのだとか。そこで、レモンやライムなどの柑橘類、トマトポン酢、黒酢、梅干しなどを活用して、サラダやマリネ、ピクルス、南蛮漬けなど作って食べるとよいそうですよ。
■塩
医師の稲島司さんの著書「『健康に良い』はウソだらけ」(新星出版社刊)には、塩は食欲増進剤と書かれています。なぜなら、塩は淡白な食べ物に味のアクセントをつけて旨味を引き出して甘みを強くする、つまりは、美味しくなる効果が期待できるからだとか。塩はただしょっぱい味をつけるものと思われがちですが、実は食べ物を美味しくさせ、食欲をアップさせてくれる貴重な調味料でもあったんですね。
そのままで、あるいはちょっとした手間だけで作ることができる、これらの“ちょい足し”調味料。ぜひ参考にして、夏バテ解消に役立ててください。