主演映画「劇場版コード・ブルー ─ドクターヘリ緊急救命─」の公開を7月27日に控え、メディア出演が増えつつある山下智久。連ドラシリーズ開始から10年の月日を経て、本作はその集大成となりそうだ。
そんな山下はジャニーズタレントとして極めて珍しい記録を打ち立てている。およそ12年前、国境を越えたインターナショナルグループをリーダーとして率いていたのだ。
「山下がまだNEWSに在籍していた06年、フジテレビ系『女子バレーボールワールドグランプリ』のサポーターとして、9人組国際派ユニット『Kitty GYM』が誕生しました。Kitty GYMとは、ジャニーズJr.内ユニットのKitty(Kis-My-Ft2・北山宏光、Hey!Say!JUMP・伊野尾慧&八乙女光、A.B.C-Z戸塚祥太)と、タイで大人気だったアイドルデュオ『GOLF&MIKE』を、NEWSの山下が率いる形となりました」(アイドル誌編集者)
同年8月30日に、フジテレビ系「女子バレーボール ワールドグランプリ2006」のイメージソング「フィーバーとフューチャー」をリリース。
「ネームバリューはありませんでしたが、売り上げは発売初週で22.6万枚を突破。国境を越えたアジア人の男性グループとして初めて、オリコンのヒットチャートランキングで首位を獲得しています。解散後、GOLFとMIKEは、KinKi KidsやNEWSが属するジャニーズ専門音楽レーベルのJohnny’s EntertainmentからCDを発売。でも、タイとの文化や音楽性の違いで、契約は1年で打ち切られています」(前出・アイドル誌編集者)
今では俳優として確固たる地位を築いた山下智久だが、Kitty GYMは隠したい黒歴史なのかもしれない。
(北村ともこ)