明石家さんまの言葉を支えに…タブーを破壊し続ける木村拓哉の“凄さ”

 俳優の木村拓哉が7月27日、ラジオ番組『What’s UP SMAP!』(TOKYO FM)の最終回に出演し、自身の“支え”になったというお笑い芸人・明石家さんまからの言葉を明かしている。

 正月恒例の特番『さんタク』(フジテレビ系)での共演を始め、プライベートでも交流を持つキムタクとさんまだが、木村にとって忘れられない思い出があるという。

「今でも間違いなく自分の支えになってるんですが」と切り出した木村は、かつて番組内の企画で“お互いのスゴいと思うところを答えて下さい”との振りを受け、さんまの“スゴいところ”について熟考していた際の出来事を振り返った。

「何書けば良いのか悩んでいたら、さんまさんがスラスラと横で書き始めて、何書かれるのかなとドキドキしていて、出されたのが『父親であること』でした。これが支えです。アクションがどうだとか見た目がどうだとか、そういうテクニックやルックスとかじゃなくて、『父親である』って言ってくれたことが今でも支えになってます」

 木村は国民的アイドルとしての人気絶頂期ともいえる2000年に歌手の工藤静香と結婚。恋愛すらタブー視されるジャニーズタレントでありながら、妻子を持った後も変わらぬアイドルとしての活動を続けたことには、一部ファンから反発もあったことだろう。しかし、さんまは“父親であること”が木村拓哉の凄いところだと回答し、その言葉が木村を支え続けているのだという。

「おそらくキムタクは当時のSMAPメンバーの中で自分だけが結婚し、家族を持つという幸せを得たことを申し訳なく感じていたのかもしれません。ジャニーズ事務所の稼ぎ頭として多くの後輩の手本となるべき人間が、早々と結婚し、いわゆるアイドルの禁を破りその理想像から脱却してしまったわけですからね。その後はバラエティ番組やインタビューでも家庭を匂わすような発言は一切しませんでしたが、さんまの口から出た言葉は木村にとって衝撃的だったのでしょう」(テレビ誌ライター)

 ここにきて次女のKoki,がモデルデビューを果たし、キムタクは“妻帯アイドル”から“二世の父親”という新たなステージへと踏み込んでいる。世の女性を虜にしたトップスターが全盛期に家庭を持ち、自身も第一線を走り続ける最中に娘がモデルとして台頭。さんまの指摘する通り、これこそが木村拓哉の“凄さ”なのかもしれない。

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