8月4日に心不全で亡くなっていたことがわかった津川雅彦。78歳だった。今年4月27日に妻の朝丘雪路を亡くしたばかりだったことから、まるで朝丘を追いかけて逝ったようだとの声があがっている。
津川は5月20日、朝丘に対する会見を開いた際、鼻には酸素吸入器、指には心拍数計をつけ、車いすに乗って登場。肺炎の影響との説明はあったが、その姿に驚いた報道陣から体調は大丈夫なのかと質問されると「大丈夫じゃないね」「こんな格好をして大丈夫だって言ったら、嘘になるでしょ」と、津川らしい率直な答えが返ってくる一幕もあった。
サンケイスポーツによれば、東京都内の病院で一人娘の女優・真由子らに看取られ、静かに息を引き取ったという。津川は安倍首相と親交が深く、政府が現在開催している日本文化を紹介するイベント「ジャポニスム2018」にも協力していた。安倍首相は首相官邸での記者団からの取材に対し、2007年の総理辞職後「あたたかく励ましていただき、背中を押し続けていただいた」と津川を悼んだ。
「安倍首相からの追悼コメントに驚いた人もいたようですが、津川は政治的な発言をすることでも知られていましたからね。また、このタイミングの訃報にNHKの朝ドラスタッフも驚いているのだとか。というのも、今月27日から朝ドラ『半分、青い。』に新しく登場する、くりぃむしちゅー有田哲平が演じる役名は“津曲雅彦(つまがりまさひこ)”。明らかに津川からインスピレーションを受けた役名ですから、批判のフックになるのではと心配しているようです」(女性誌記者)
年齢を重ねるごとに大人の艶気を増幅させていた津川。天国で朝丘とあいさつを交わした後は、元来のプレイボーイぶりを存分に発揮してもらいたいものだ。