ジャニーズタレントの間には、年齢やグループの垣根を越えた「○○会」と呼ばれる食事会が存在する。その際の食費はほぼ、会の長が負担するのがならわしだ。嵐・櫻井翔が長を務めるのは「アニキ会」。メンバーはKAT-TUN・上田竜也、NEWS・増田貴久、Sexy Zone・菊池風磨、ジャニーズWEST・中間淳太だ。彼ら人気者が一堂に会することは当然むずかしいが、時には個別で会が催されることもあるという。
「慶應の経済学部を優秀な成績で卒業した櫻井に、まさにアニキ感覚で相談を持ち掛けるのは、同じ慶應大学の総合政策学部で学んでいた菊池。彼は大学を卒業した昨年、ドラマ『吾輩の部屋である』(日本テレビ系)で、ドラマ初主演にして一人芝居という挑戦をしました。初回オンエア後、櫻井のほうから連絡が入ったそうです。菊池が『1話のセリフを覚えると2話のセリフが入ってこない』という旨の悩みを打ち明けると、櫻井はズバッと答えてくれたとか」(アイドル誌ライター)
菊池の父・常利さんが嵐のデビュー曲「A・RA・SHI」を作詞したという縁もあり、2人は公私にわたって親しい。ちなみに、一見接点がなさそうな中間がアニキ会に加わっているのも、やはり学歴と家庭的背景。中間は地元・関西の名門で知られる関西学院大学の卒業生で、櫻井と同じくお坊ちゃまなのだ。そうなると、ジャニーズきってのヤンキーキャラである上田がなぜ、櫻井と親しいのかという疑問が持ち上がる。
「2年前に放映された『櫻井翔のジャニーズ軍VS有吉弘行の芸人軍 究極バトル“ゼウス”』(TBS系)での共演を境に、上田のほうから距離を縮めました。16年といえば、3月31日付けで田口淳之介がグループを脱退。赤西仁、田中聖に次いで3人目の離脱者が出ただけに、強気な上田もさすがにヘコんでいたのでしょう。充電期間中には何度も、櫻井に連絡をしたそうです」(前出・アイドル誌ライター)
それまでは、ジャニーズアイドルと2人っきりで食事をしたことがなかったという上田。そんな彼をも魅了する櫻井翔。“アニキ”は後輩にとって、困ったときに出現するヒーローなのかもしれない。
(北村ともこ)