いま、関西ジャニーズJr.の勢いが加速度を増してきている。
4~6月に行われた毎年恒例の滝沢歌舞伎に、向井康二、藤原丈一郎、大橋和也、草間リチャード敬太、末澤誠也、正門良規の6人が出演したほか、6月には音楽劇「マリウス」に西畑大吾が、6月、7月に行われた舞台「魔女の宅急便」にトンボ役で大西流星が抜擢され、8月6日に放送された「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(フジテレビ系)には道枝駿佑が出演…と、関西ジャニーズJr.のメンバーたちが多方面で活躍しているのだ。
さらに付け加えるなら、8月いっぱい行われている関西ジャニーズJr.の舞台「明日を駆ける少年たち」も話題を呼んでいる。
そんな関西ジャニーズJr.が、ファンの関心を引く最大のポイントは“仲の良さ”だろう。レギュラー番組「まいど!ジャーニィ~」(BSフジ)で見せている「ものボケ」や「漫才」「一発ギャグ」であったり、彼らのコンサートでは、半分近くの時間を費やして吉本新喜劇さながらのコントを披露したりする。上下関係を飛び越えて、全体的にわちゃわちゃしているのだ。
特に、大西流星は弟的存在で天性の愛されキャラ。大西が出演した「魔女の宅急便」の舞台を藤原、大橋、正門、西畑の4人で観劇に行った際は「全員そわそわしてしまい保護者的感覚だった」と話している。中でも西畑は、好きなタイプの女性を聞かれると「おおにっちゃん(大西流星)よりかわいい人」と答えるほど。
また、King&Princeの永瀬廉が関西ジュニアだった頃、「なにわ皇子」というユニットを大西と西畑と3人で組んでおり、当時から西畑と2人で大西を取り合っていたことはファンの間では有名な話。永瀬がデビューしたことで、大西と西畑が“ラブラブ状態”となり、向井が3人での仕事になると“疎外感はんぱない”とグチったこともあった。
しかし、それは西畑がかなり一方的に迫っているようなところもあり、ボディタッチ、ハグは当たり前、距離感も近くキスを迫ってくることもたびたびあると、大西はありがた迷惑的に話す。
「まいど!ジャーニィ~」にお笑いコンビ・ジャルジャルがゲストに来た際、関西ジャニーズJr.の即興ソングを作ったことがあった。その際に、「関西ジャニーズJr.を一言で言うなら?」と事前に聞かれ、メンバーたちは「家族みたいでみんな仲良し、夢に向かって全力でがんばっている」と答えた。そして出来上がった曲が「♪Family,Friend,FullPower,トリプルF~♪」。完成後は皆で肩を組んで歌った。
かっこよくて面白く、わちゃわちゃ軍団の関西ジャニーズJr.は、まさに「トリプルF」なのだ。
(琴葉)