8月24日から上映されている木村拓哉主演の「検察側の罪人」。同映画は、嵐の二宮和也と木村の初共演も大いに話題になっており、初日から客足は盛況。興行通信社による9月3日発表の週刊映画ランキングでは2週連続1位。累計動員は114万人、興行収入は14億円を突破した。
だが、映画の感想としては「難解過ぎてついていけない」「1度観ただけでは理解できない」「原作を読んでいたからわかるけど、読んでいないとわからないと思う」などの意見が多数を占めた。また、木村の演技の点では「いつものキムタクじゃない演技がよかった」「ちょっと情けなくて、陰のある最上毅役は木村に合っていた」「こんなにも泥臭いキムタクが見られて大満足」などまずまずの評価のようだ。
沖野啓一郎を演じた二宮については「二宮くんの演技がすごすぎる」「ニノが松倉(酒向芳)を激しく取り調べるシーンは圧巻だった」「二宮のシーンは、一気に目が醒めるぐらいよかった」など、こちらは大絶賛されている。
「今作は、木村と二宮の共演ということで話題になりましたが、この映画の真の戦いは、酒向演じる松倉と、二宮演じる沖野検事の取り調べシーンだと思います。木村の演技は悪くはないが、二宮との差は歴然。公開処刑モノでした」(芸能ジャーナリスト)
この作品が、映画界からはどのように評価されるか。今期の映画賞発表が今から楽しみだ。