人生は時に、希望に溢れ、前向きにスタートしたことであっても、現実の厳しさに打ちのめされることがあるかもしれません。例えば、「仕事と子育てを両立させて、愛情面でも金銭面でも子どもに不自由な思いをさせないようにしたい」と思って子育てをスタートしたのに、いつしか仕事に追われてばかりで子育て自体を楽しめなくなってしまったケース。そんなとき、「本当にこれでいいの? 子どものためになっているの?」と思うこともあるでしょう。みなさんはそんなとき、どうしますか?
■マイナスの波は必ずやってくる
どんなことも、順風満帆に「だけ」とはいきません。子どもや自身の体調が優れなかったり、仕事でなかなか結果が出なかったり、やることばかりに追われてどうしたらいいかわからなくなってしまったりするなど、必ずといっていいほど「壁」が立ち塞がります。そこで「こんなことなら始めなきゃよかった…」と思ったとしても、お互い不幸になるばかり。そうではなく、乗り越えるにはどうしたらいいかを考えた方が、前に進みやすくなります。
■なんとかするための作戦会議を
切羽詰まって心が苦しいと、いいアイデアが思いつきません。苦しみからなかなか脱出できないときは、リフレッシュすることが大事です。子どもを家族や信頼できる友人に預けて、女子会に参加してみてはどうでしょう。同じように悩みながら日々をこなしていくママ同士の共感や情報交換は、困難を乗り越えるためのお大きなヒントになります。
そこでの大切なことは「こうしたら脱出できるかもしれない」という光をみつけること。いつもは行かないお店でまったりしたり、好きな食べ物を食べたりするのもいいでしょう。心が落ち着いたら、「何から行動に移そうか?」と、ぜひ作戦会議をしてみてください。
■目の前の「一つ」から手にとってみる
やることが多くて溺れてしまうと、目の前が真っ暗になってイライラが止まらなくなってしまいますよね。そんなときは、とりあえず解決することを「一つ」決めてください。目の前の一つがクリアできると、もう一つを解決することができます。このように「また一つ」と増やしていくうちに、気づけば溜まっていたはずの課題が跡形もなくなります。
苦しいときこそ、「こんなんじゃ幸せになれないよ…」と過去を振り返るだけではなく、「何とかするにはどうしたらいいか?」と前向きに捉えましょう。また、自分が大切にしたい「子育てのルールは何か」を考え直してみるのもいいでしょう。ぜひ、マイナスをプラスに変えて、ママとしてぐんぐん前進してくださいね。
(Nao Kiyota)