全米オープンテニスで日本人初の優勝という快挙を成し遂げた大坂なおみ。9月13日早朝に凱旋帰国を果たし、大勢のマスコミを前に記者会見に臨んだ。今回の優勝で選手ランキングも自己最高の7位に躍進。シチズンや日産など大手スポンサー企業との契約も果たし、アディダスとは年間850万ドル(約9億5000万円)という超大型契約を締結すると報じられている。
いまやテニス界の若きセレブへと歩みを進めた大坂だが、少し前まではその扱いが今とは大きく異なっていたという。2016年11月28日に大坂が出席した発表会について、芸能記者が振り返る。
「大坂はこの日『WOWOW テニス・イメージキャラクター発表記者会見』に出席しました。大坂はこの年、1月の全豪オープンでグランドスラム本選に初出場。全仏と全米では3回戦進出を果たし、日本人では初となるWTAツアー最優秀新人賞を受賞しました。それゆえテニス中継に力を入れているWOWOWが大坂に目を付けたのは当然ですが、このイベントではなぜか、お笑いコンビ『コロコロチキチキペッパーズ』と共演させられたのです」
同発表会で大坂は、甲高い声でおなじみの芸人・ナダルとのサーブ3本勝負を披露。50%の力でサーブを放つも、テニス未経験者のナダルは案の定、1本も返せない有様だった。
「共演相手にコロチキが選ばれた理由はただ一つ、『ナダル』という芸名が、グランドスラム優勝17回の実績を誇るラファエル・ナダルと同じだからでしょう。しかし芸人のナダルはサッカー選手のミゲル・アンヘル・ナダルから取ったと主張していますし、そもそもは相方の西野が『カタカナの芸名がいい』といって適当に付けただけの名前。それゆえ彼らの起用が“出オチ”だったことは明らかです。今なら大坂の会見にコロチキを呼ぶことなどありえませんから、同発表会での記念撮影は逆の意味で貴重なものと言えそうです」(前出・芸能記者)
少なくても(芸人のほうの)ナダルは一生、大坂と共演した発表会についてジマンすることができることだろう。
(白根麻子)