ビートたけしが今年4月に退所した芸能事務所・オフィス北野が、大手求人サイトでスタッフを募集していることが明らかになった。
「オフィス北野はたけし独立後、5月には軍団のつまみ枝豆、ダンカンが取締役に就任。たけしの後押しもあり、5月末にはつまみ枝豆が次期社長就任を宣言するなどの動きがありました。しかし、たけしの独立に伴い事務所の規模を縮小するため社員も大幅に減り、現場はかなり混乱。今回は、そのあたりを補うために新しいスタッフを募集するようです」(スポーツ紙記者)
募集するスタッフの仕事内容は「芸能マネージャーのスケジュール管理、調整および一般事務業務全般」「残業ほぼ無し!」とあることから、現場マネージャーの募集ではないとみられる。だが、1人のマネージャーが複数のタレントを掛け持ちし、てんやわんやになっていることは容易に想像できる。
「俳優部門では、看板俳優の寺島進も今年の12月にジャパン・ミュージックエンターテインメントへの移籍が決まり、映画『苦役列車』に出演して2013年ブルーリボン賞新人賞を受賞したマキタスポーツもワタナベエンターテインメントに移籍。実力派のお笑いコンビとして2015年にM-1グランプリ8位に入った実績もある“馬鹿よ貴方は”は、サンミュージックに移籍するなど期待の若手もかなり流出しています。このままいくと、残るのはたけし軍団の面々ばかりといった事態にもなりかねません」(前出・スポーツ紙記者)
その軍団内でも、格差が広がっているようだ。
「地上波で顔を見るのは、ガダルカナル・タカや浅草キッド、ラッシャー板前などごく限られたメンバー。井手らっきょのように、拠点を故郷の熊本に移したタレントもいます。弟子のために師匠が相当な資金を残していったとも言われますが、軍団にはこれから還暦を迎えるメンバーが多く、さらに格差が広がれば事務所の存続も危ぶまれるのでは」(放送作家)
今回のスタッフ募集にどれくらいの応募があるのか。オフィス北野の今後を占う意味でも注目されるところだ。
(窪田史朗)