9月25日、元大横綱の貴乃花親方が日本相撲協会からの退職を表明し、相撲ファンのみならず日本中が大きなショックを受けた。
相撲好きと知られ、自身のブログでも力士の取り組みをアップして一喜一憂している市川海老蔵も、同日ブログを更新し「私は詳しくわかりませんが、こんな事があって良いのでしょうか 相撲を愛する一人として ただただ悲しい」と綴った。
日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は貴乃花親方の会見を受け、東京・両国国技館で取材に応じた。そして、貴乃花親方の提出した引退届や、所属力士らの千賀ノ浦部屋への所属変更願いは、「書類に不備がある」との理由から「受理していない」と発表した。
この報に対しネット上では「これが日本の『国技』とは情けない。歴史に残る結果を残した大横綱に対して、この処遇かよ」「最後のいやがらせか」「要するに引き止めはしない、ということ。書類不備とか大した問題でもないのに貴乃花に恥をかかせたいのか」など、協会に向けた非難の声が多数上がった。
「そもそも、星のやり取りをしないガチンコ相撲の貴ノ岩に対し、モンゴル勢が制裁を加えたという疑惑があがったことが始まり。それに対し抗議した貴乃花親方を潰したいだけでしょう。こんなことがまかり通るような相撲界は、ますます人気下降の一途をたどると思います」(スポーツライター)
2014年に公益財団法人となった日本相撲協会には、多額の税金も投入されている。協会ぐるみの“いじめ”にも似た行為が許されていいのだろうか。