貴乃花親方の引退騒動を受け、元関脇の貴闘力が情報番組に出まくっている。皮切りとなった9月26日放送のワイドショー「スッキリ」(日本テレビ系)では、「子どもが力士になるのだから大人しくしていたほうがいい(息子は現在「納谷」の四股名で幕下力士)」と言われるなど、自分にも相撲協会から脅しがあったことを告白。貴乃花親方への圧力もあったのではないかと推測した。
「貴闘力のコメントに対して、南海キャンディーズの山里亮太も同日放送の自身のラジオ番組で、ともに出演していた協会寄りのコメンテーターもタジタジになるほど、何も怖いものはないというぐらいの物言いで凄かったと驚いていました。貴闘力は翌27日にも『スッキリ』に出演し、二所ノ関一門と貴乃花親方の確執について歯に衣着せず発言していましたが、視聴者は文字どおり気分が“スッキリ”する思いで見ていたのではないでしょうか」(週刊誌記者)
さらに貴闘力は貴乃花親方の行いたかった改革について、相撲道の透明化、ガチンコの真剣勝負、力士の年俸制、サポーター制度などを挙げ、一生懸命、正直に相撲協会を改革していこうと思っていたと、貴乃花親方の相撲への真摯な気持ちを説明。しかし、貴闘力の舌鋒はこれだけでは収まらない。
「貴闘力は27日の『ひるおび!』(TBS系)にも出演。貴乃花親方は協会と話し合いを持てないのかという街の声に対し、これまで何度もだまされているから無理だろうとコメント。これまでも協会側と合意したことと真逆のことが発表されるなど、ひどい目にあっていると暴露していました」(前出・週刊誌記者)
愚直で不器用な印象の貴乃花親方を援護射撃する貴闘力。相撲協会との歯がゆいやりとりを繰り返すワイドショーを、いくらか見やすくしてくれているのかもしれない。
(伊藤その子)