山下智久が出演する「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」の興行収入が86億円を突破、今年上半期の映画興収ナンバーワンを確実にした。木村拓哉と嵐・二宮和也がW主演した「検察側の罪人」との“ジャニーズ邦画対決”が注目されたが、大きく水を開けた形だ。
山下といえば、ソロアーティストと主演俳優を立派に両立させている。主演映画は5本に及ぶが、もっとも肉体を酷使させたのは10年に公開された「あしたのジョー」ではないだろうか。
「同作で山下は、主役でボクサーの矢吹丈を演じるために、ボクシングトレーナーの梅津正彦さんに肉体作りのサポートをしてもらいました。梅津さんは、五輪出場を目指していたころの南海キャンディーズ・しずちゃんの専属コーチを務めたことで有名です。コーチは山下に、世界チャンピオンと同じ食事・トレーニングメニューをするように指示。結果、山下は体重を62kgから53.5kg、体脂肪率を14%から5%まで絞り込むことに成功しています」(エンタメ誌ライター)
映画のPRでは、世界3階級制覇王者の長谷川穂積を相手に、公開ミット打ちをしている。
そんな山下を上回る過酷な減量をやってみせたのは、同じくソロ歌手で主演俳優でもある中山優馬だ。17年3月に放映された「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」(WOWOW)で、殺人犯役に初挑戦。20日間で12kgも痩せてみせた。
「オーディションを受けて勝ち取った主役とあって、全身全霊で挑んだといいます。撮影期間中は固形物を食べず、携帯電話も使わず、テレビを家に置かないほど自分を追い込んだそう。家にあるのは、台本と水だけ。ラスト2日間の法廷シーンでは、『これは寝れないよな』という瀧本智行監督の“悪魔のささやき”を守り、わずか5分の睡眠でハードな撮影を乗りきっています」(アイドル誌ライター)
海外の一流俳優は、役のためのダイエットはもちろん、抜歯、整形も珍しくない。ジャニーズタレントもメスこそ入れないものの、同様の厳しい役作りをしているのだ。
(北村ともこ)