女優・樹木希林さんの葬儀が9月30日に東京都内でしめやかに営まれた。その葬儀にて実娘である内田也哉子のあいさつが、報道陣の間で話題になっていたという。
「也哉子は親族を代表して、父・内田裕也の代わりにあいさつ。自らの親孝行として本木雅弘と結婚したことを挙げ、その理由について『(本木は)暴れる父を殴ってくれた』と説明したのです。あの強面で知られる裕也さんが、よもや娘婿の本木にぶん殴られていたとは。どうやってあのロックな裕也さんと折り合いをつけているのか、周りから不思議がられていた本木ですが、意外にも武闘派だったことが判明しました」(芸能記者)
その内田裕也と希林さんは、芸能界でもっとも破天荒な夫婦とも言われていた。1973年に結婚するも2年後には別居し、そこから40年以上にわたって別居生活を継続。しかし1981年に内田が無断で離婚届を提出した時には、離婚無効の訴訟を起こし勝訴。2005年に乳がんの摘出手術を受けてからは毎年、ハワイで一緒に過ごしていたという。
「両親が破天荒なら、妻のためとはいえ本木が義理の父を殴っていた娘夫婦のほうも破天荒。知れば知るほど、特異な家族だと思わずにはいられません。それでも也哉子の長女で女優の内田伽羅は15歳で映画『あん』に出演し、主演の希林さんと共演。祖母と孫の微笑ましい関係は、娘夫婦との折り合いが良かったことを示しています」(前出・芸能記者)
娘や孫に愛された希林さんの冥福を祈りたい。
(浦山信一)