嵐の最新シングル「君のうた」が10月24日にリリースされた。前作「夏疾風」からおよそ3カ月ぶりとなる同曲は、相葉雅紀の主演ドラマ「僕とシッポと神楽坂」(テレビ朝日系)の主題歌。カップリングの「Sky Again」は、メンバーがそろって起用されているJAL「Fly for it!」CMソングだ。
嵐はこの曲で、ジャニーズ事務所の元先輩にあたるSMAPを超えたという。
「今作は、嵐にとって56枚目のシングル。55枚で事務所最多だったSMAPをついに抜いたんです。周知の通りSMAPは、16年の大みそかに解散。ラストの1年は騒動で揺れ、楽曲がリリースができる状況ではなかったため、シングルは15年9月9日に発売された両A面「Otherside/愛が止まるまでは」でストップ。つまり嵐は今後、シングル最多記録をどんどん自己更新していくこととなります」(エンタメ誌ライター)
オリコン週間シングルランキングで嵐は、通算51作が初登場で1位。今年2月21に発売された「Find The Answer」で歴代単独1位になった“歴代通算1位獲得数”の記録をさらに更新。シングルは44作連続1位だ。
「SMAPの場合は、CDデビューした91年から97年あたりまで、3~4カ月に1枚のハイペースでシングルをリリースしてきました。ですが、90年代後半から緩やかにペースダウン。年1~2枚が当たり前になっていました。それに比べて嵐はSMAPより8年も後輩ですが、総発売枚数を超える快挙。しかも、『夏疾風』は発売初週で47.1万枚を売り上げ、奇跡のような数字を叩きだしています」(前出・エンタメ誌ライター)
SMAPとタッキー&翼は、すでに解散。グループ活動しているユニットとしては長兄にあたるTOKIOは今年、山口達也が脱退・退所したため、音楽活動をやむを得ず中止。そんななか嵐は、国民的グループと呼ばれるにふさわしい活躍とセールスをキープしている。
11月からは結成20周年記念イヤーに突入。その直前にSMAPを超えた意義は大きい。
(北村ともこ)